お転婆娘と車の中の様子

写真が無いと寂しいので『最近の海』
やっぱり可愛いわねぇ


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安全地帯で大暴れです

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小さな箱の中で仲良し風の二匹







2001年5月7日
母を襲った突然の病
原因不明の脳炎

救急から個室に移されても
指も瞼も動かさずに昏々と眠る母
その体から感じるのは拒否
どうしても生への執着を感じ取れませんでした

横に座り顔を眺め、ただただ迷う
呼び戻していいのかしら？
このまま永久の眠りについた方が幸せかも

その頃の母はストレスの塊
前年に手術した皮膚がんの再発への不安
その時分かったC型肝炎
父への不平不満
次男のアルコール依存症・離婚・入院
孫が生まれ寄りつかない長男

迷いをすべて吹き飛ば、し母を起こしてくれたのは、旦那様と海くん
窓の外から『お母さん！何してるの？海くんだよ』と呼びかける海
『絶対に大丈夫！海にはその力がある』と連れて来てくれた旦那様
本当に海の声だけは母に届いた
目じりからひと筋の涙が・・・

それからの怒涛のような日々は
子供を持てなかった私に、子育ての時間をくれたかのよう
首が座って　体を起こして　自力でお座りして・・・
脳の回復期には凄まじい時期がある
暴れて　叫んで　縛られて
鍵付きのパジャマ　私の身長くらいの柵　両手・両足・腰の拘束

まーその辺のことはそのうちに・・・



とにかく今　母は笑ってます
本当は不満がイッパイ
それを我慢する気持ちも戻ってきました
字は書けないし
周りに合わせたり、気配りは下手
記憶力も弱い
平気でみんなが居るリビングでヘソ出して寝てるし
セクハラ酷いし

10年後なんて思い浮かべられなかったけど
今も生きて笑って怒ってる
相変わらずのワガママ自己中
養老院に入れられて可愛そうな私
私の知り合いは毎日毎晩私を思って心配するべき
そんな婆様です

山ほどの後悔があるけど
とにかく母親が居るってのイイもんです

タグ：高次脳機能障害